金丸 正明

金丸 正明

顧問

移動支援責任者

保険屋を経て介護業界に。保険屋で培った豊富な経験を元にイベントリーダーに。

金丸氏は語る。

金丸氏:私は生を受けた以上誰かの為に、何かの為に人の役に立ちたいと考え

紹介を受けライフコンサルタントになりました。

保険はその方々の人生設計を作り、一生のサーポートが出来る仕事と捉え

「誰かの為に。何かの為に。」

と考えが一致し仕事に就きました。

最初は1ヵ月の研修中に身近にいる方々(親兄弟、親戚、友達)を加入させる事を

伝えられます。

理由としましては、

「身近にいる人は救わないといけない。これは使命なんだと教え込まれます。」

たしかに保険は商品によっては詐欺に近い商品があります。

疑うことなく仕事をしてきて使命なんだと信じ込みその甲斐もあって成果を作れていきました。

ある日友人に言われました。

「お前の為に入っんだよって。」

それはありがたいですが、私も自分のプレゼンで納得して入ってもらったと思ってましたし、その人にあった商品を提供していた自負もあったので、その方に不信感すら覚えました。

でも違うんですよね。

保険の良し悪しではなくて、その人自身から入ってくれているのを。

段々と気付いてはいましたが、考えないようにしていました。

どこかで成果をあげる事に固執し、人への感謝や思いやりが抜けていて

人間らしさが無くなってきたんです。

私の中で見切りをつけ当初から考えである

「誰かの為に。何かの為に。」

という思いの原点にかえりました。

私の親戚に障がいを持った方がいます。

その方から「障がいを持ってると世間からの目が冷たいんだよね。」

とお話がありました。

昔から知っている私としましては、違和感もなく偏見もなかったのですが、

世間のイメージはそうじゃないのかも知れないと感じました。

なら業界に入って変えていきたいと思いました。

いざ係わらせて頂いた時に彼ら、彼女ら自身の純粋さや持っている才能など、

制度やマニュアル化した取り決めによって制限されている事も分かりました。

昨今虐待に対しても目を向けられるようになってきました。

「カリタスの家」の事件をきっかけに障害者虐待防止法が施行され抑止力にもなってきてはいます。

しかしその抑止力によって注意しないといけないことを注意を出来なかったり

もちろんその子達の状態に応じてですが、他傷行為をする子には痛いということを

伝えないといけない事はあるはずです。

彼ら、彼女は感情があり痛みを知る人間です。

自閉を持つ子、知的も伴う子も誰よりも心がある子です。

教わる事も沢山あります。感謝すべき人達です。

そして彼らには自己表現が出来ない事で自傷や他傷行為をしているって皆に理解してもらいたい。

もちろん今の制度や共生の場をあるべき姿にしていきたいと変えていこうとしている

方も沢山いらっしゃることもしっています。

私はこの大田区から問題提起と本来の共生を追い続けて、

彼ら、彼女らの居場所を作っていく使命でやっていきます。