山﨑 文美子♡

山﨑 文美子♡

サービス提供責任者

認知症対応型デイサービス、訪問介護支援事業所を経て。

山崎氏は語る。

山崎氏:「私が介護の世界に入ったきっかけは以前、祖母の介護をする母を思い出したことです。その頃私は手伝おうと思えば手伝えたのに、忙しさを言い訳に何も手伝いませんでした。そのこともあり介護をするご家族が少しでもゆっくりする時間を作れればいいなと思い、何も考えず飛び込んでしまいました。

認知デイでは様々な病気、進行具合等により最初は困惑と緊張の日々でしたが言葉が話せなくなっても、わからないことが増えても、感情が爆発し泣いたり攻撃的になったり・・その中にもその方の人生や人柄が見え隠れし大変ではあっても楽しく、とても勉強になりました。

その後、デイサービスはやはり外出。家の中ではどうなのだろうと気になり、訪問介護事業所に移りました。

今、障害の方々に携わらせていただき認知症の方、障がいの方に共通することは、こちら支援するスタッフの口調や顔つき、感情等にとても敏感だなと思った事です。そして、皆さん笑顔がとてもすばらしい!

以前、一冊の本に出会いました。

自閉症の方が書いた本で、読まれた方も多いと思いますがとても衝撃を受けました。

街でたまに奇声を上げたり、とび跳ねたりしている人をみることがあります。しかし彼らは人にもよると思いますが、言葉は話せなくとも頭の中では全て理解し自分なりの考えを持っている。

世間では8割の人が、障がいを持った人と関わりを持ったことがないと調査で出ています。

実際、私も自分が携わるまでは本当にわかりませんでした。

今、強く思う事はインクルージョン・ノーマライゼーションの考えです。障がいのある方々が社会に参加する

ただ普通でありたい。そんな気持ちを大切にしていきたいと思います。