私が思う事(吉野)

2017年11月15日 10:07

「24時間営業のお店」

町を歩いているとコンビニの近くに同じコンビニがあるのを目にすることがある。

これは何なんだろう?と思ってる人も多いのではないか?

 

何で不景気なのか?

例)

コンビニで働いてます。1日に3万円の売上げ(利益)があるコンビニです。8時間営業で土日休みです。

1日働らくと、その人は1日で3万円貰えますという設定の場合。

その人の日給は3万円

ただ、そのコンビニは8時間しか開いていない。その人は8時間働いて、3万円の利益で日給3万円だから、22日間働いて、66万円の月給ということになる。

 

横に他のコンビニが出来ました。そうなった時にコンビニは2つになる。

そこに住んでる人が物を「食べる料」「買う料」は変わらない。

 

20人しか住んでいない島があるとする。

コンビニが2店舗になったからといって2倍買うとか2倍の量を食べるわけではない。

その時に給料はどうなる?

利益は半分になる。

33万円。

二人で日給15000円になってしまう。

 

8時間営業のコンビニを24時間に変えてみた。

8時間のシフトを3交代。

なので、コンビニでA、B、Cが働くようになりました。

でも、その島の人が買う量は一緒。

結局、3人が同じ店で24時間働いて、買う人は便利だろうけど、売れる量は同じだから、結局3万円の利益しか上がらないわけ。

3万円を3人で分けるから、日給1万円になる。

というのが、日本社会がやっていること。

労働時間をめちゃくちゃ増やしている。

コンビニ、ファミレス、吉野家、すき家なども24時間開いている。

でも、そこに住んでいる人の「ご飯を食べる量は変わらない」

24時間労働にしても食う量・買う量は増えない。

今の日本は過当競争している。

 

消費を増やせばいいと言う人は、この考えの人が多い。

 

「客が増えればいいと思っている人」について。

客は一緒

何故なら?

日本は1億人しかいない。24時間のコンビニにして日本の人口が2億人になるわけではない。1億人がご飯を食べる量は一緒。8時間営業だろうが24時間営業だろうが。

客の数は一定。要するに他の店からお客さんを奪っているだけの話で、結果としての総量は一緒。

 

夜中にも働いてることは、実は何の価値も作っていなくて、単にみんなで削りあいをしているだけ。

それってどうなの?という話。

 

 

*過当競争・・・・ 同業の企業が市場占有率を拡大しようとして起こる過度の競争状態。価格が引き下げられ、正常以下の利潤しか得られない

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